出産準備を始めると、次々に必要なものが増えていきます。
ベビーベッド、チャイルドシート、ベビーカー、授乳クッション、哺乳瓶など、出産リストに書かれたものをすべて新品で揃えようとすると、10万円を超えることも珍しくありません。
しかし、ベビー用品の中には「使う期間が短いもの」「他のもので代用できるもの」も多くあります。
たとえば、ベビーベッドは数か月しか使わない場合が多く、成長すればすぐに不要になります。
また、授乳クッションや抱っこ紐なども、家庭によって使い勝手が異なるため、「買ったけれど合わなかった」という声も少なくありません。
そんな中で注目されているのが、「買わずに手に入れる」方法です。
フリマアプリやレンタル、地域のシェア制度などを上手に活用すれば、必要な時期にだけ必要なものを低コストで揃えることができます。
本記事では、ベビー用品を賢くお得に手に入れるための裏ワザ5選を紹介します。
節約しながらも、安心して使えるアイテムを揃えたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
買わずに手に入る?フリマアプリを使った“お得な探し方”
ベビー用品の節約方法として、最も利用者が多いのがフリマアプリです。
メルカリ・ラクマ・PayPayフリマなどでは、新品同様のベビー用品が定価の半額以下で手に入ることも珍しくありません。
「新品同様」「未使用に近い」を狙うのがポイント
ベビー用品は使用期間が短いため、状態の良い中古品が数多く出品されています。
中には「サイズアウトした」「プレゼントでもらったけれど使わなかった」など、ほぼ未使用品の出品もあります。
そのようなアイテムを狙えば、新品を買うのとほぼ変わらない品質でコストを抑えられます。
検索キーワードを工夫して探す
「新品同様」「未使用に近い」「美品」「まとめ売り」などのキーワードを組み合わせると、よりお得な出品を見つけやすくなります。
また、「地域名+引き取り限定」で探すと、送料がかからない取引も可能です。
衛生面と安全性の確認を忘れずに
ベビー用品を中古で購入する際は、衛生面と安全性の確認が欠かせません。
肌に触れるアイテム(おむつ替えマット・哺乳瓶など)は新品を選び、布製品は洗濯・除菌を行うなどの工夫が大切です。
取引時には「清掃済み」「ペット・喫煙なし」の記載をチェックし、安心して使えるものを選びましょう。
短期間だけなら十分!ベビー用品レンタルサービスの活用法
ベビー用品の中には、使用期間が数か月〜1年程度のものが多くあります。
そのため、レンタルサービスを活用するのは非常に賢い選択です。
レンタルに向いているアイテムとは?
特におすすめなのは、
- ベビーベッド
- チャイルドシート
- バウンサー
- ハイローチェア
- ベビースケール(体重計)
といった大型または短期利用アイテムです。
これらは新品で購入すると高額ですが、レンタルなら1か月1,000円〜3,000円程度で利用できます。
人気のレンタルサービスを活用
代表的なサービスには、
- Baby Goods Rental(ベビーグッズレンタル)
- DMMいろいろレンタル
- ナイスベビー
などがあります。
サイト上で商品の状態やレンタル期間を確認でき、配送・回収まで対応してくれるため手間もかかりません。
レンタルのメリット・デメリット
【メリット】
- 使用期間に合わせてコストを抑えられる
- 家の収納スペースを圧迫しない
- 使わなくなった後の処分が不要
【デメリット】
- 使用中に破損した場合の弁償リスク
- 新品より衛生面で気になる場合がある
このため、新品購入するものとレンタルにするものを分けて考えるのが効果的です。
ママ友・地域コミュニティで“シェア”する育児生活
近年注目されているのが、**地域やママ同士での「シェア育児」**です。
お下がりや貸し借りを通じて、無駄な出費を減らしながら育児の輪を広げることができます。
地域の子育て支援センターを活用
多くの自治体では、子育て支援センターや児童館などで「おもちゃの貸し出し」「ベビー用品の譲渡会」を実施しています。
イベント情報は市町村の公式サイトや広報誌で確認できます。
無料または低価格で利用できるため、節約しながら地域とのつながりも作れます。
SNS・フリマアプリ・地域アプリの活用
InstagramやLINEのママグループ、地域アプリ(例:ジモティー)などを活用すれば、身近な範囲でお下がりの譲渡が可能です。
「近所の方と直接やり取りできる」という安心感もあり、送料をかけずに受け取れる点が魅力です。
“もらう”だけでなく“譲る”循環を
使い終わったベビー用品を他の家庭に譲ることで、自宅の収納スペースもすっきりし、地域全体で物を循環させることができます。
節約はもちろん、環境にも優しいサステナブルな育児として注目されています。
賢く組み合わせる!フリマ×レンタル×シェアの使い分け術
それぞれの方法には長所と短所がありますが、うまく組み合わせることで節約効果を最大化できます。
フリマで「長く使うもの」を安く購入
ベビーカーや抱っこ紐など、長期間使うアイテムは中古購入がおすすめです。
品質が良いものを安く入手すれば、次の子どもや友人に譲ることもできます。
レンタルで「一時的に使うもの」を賢く利用
ベビーベッドやバウンサーのように使用期間が短いものは、レンタルで十分です。
必要な時期だけ借りて、不要になったら返却することで、家もすっきり保てます。
シェアで「すぐ必要なもの」を臨機応変に
急な発熱時のベビースケールや、旅行先でのベビーカーなど、一時的に必要なアイテムはママ友や地域でシェアできると便利です。
信頼できる関係を築くことで、安心して助け合える環境が生まれます。
“新品を買う”より“賢く使う”がこれからの育児スタイル
育児において「高価なものを揃えること」が良いわけではありません。
むしろ、子どもの成長に合わせて柔軟に手放し・取り入れていくことが大切です。
フリマアプリを使えばコスパ良く、レンタルを使えば家が片付き、シェアを使えば人とのつながりが生まれます。
これらを組み合わせることで、家計にも心にも余裕を持ちながら、より豊かな子育てが実現できます。
新品を買うことだけが選択肢ではありません。
必要なときに、必要な分だけ、賢く手に入れる。
それが、今の時代に合った“無理のない育児スタイル”といえるでしょう。
