はじめに
1か月健診が終わると赤ちゃんを連れて外に出る機会が増えてくると思います。

天気のいい日に赤ちゃんと外を一緒に散歩すると、気持ちが良くてリフレッシュにもなりますよね。
そして、お出掛けベビーグッズとしてまず頭に浮かぶのは、抱っこ紐とベビーカーでないでしょうか。
どちらも便利なお役立ち用品ですが、抱っこ紐もベビーカーも新品は数万円もするため、

どのメーカーのものが良いかな…

両方揃えなくてもどちらかでもいいのかな…?
と悩まれている方もいらっしゃると思います。

我が家では抱っこ紐とベビーカーの両方を場面によって使い分けています。
実際に使っていると、色んな場面において両者のメリット・デメリットがよく分かってきました。
そこで今回は、具体的にどういう場面ならどちらが便利なのか、私の実体験をもとにお話したいと思います。
ご自身の家庭環境にあっているのはどちらなのか、もしくはどちらもあった方が良いのか、抱っこ紐とベビーカーの購入を考える際に少しでも参考になれば幸いです。
抱っこ紐

何の道具も使わずに長時間赤ちゃんを抱っこしていると、よほど筋トレをしている人でない限り、腕が限界に達します…
抱っこ紐は、肩や腰に赤ちゃんの体重を分散させることで体への負担を軽減できますので、用意しておいて間違いはないです!
では抱っこ紐は具体的にどういう場面で重宝するのか、お出掛けグッズの二大巨頭であるベビーカーと比較した観点をメインに、私が実際に使用して感じた抱っこ紐のメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
両手があく
抱っこ紐をしながら何か作業もできますし、個人的にはスーパーで重たいものを買った時に買い物カートを両手で押せるのが便利です!

特に牛乳や醤油などの液体を購入した時に、買い物カートを使いたいです(^^;
段差や天気を気にしなくて良いため、身軽に移動できる
ベビーカーだとエレベーターを探して遠回りすることもありますが、抱っこ紐であれば自分ひとりが歩けるルートであれば移動できるため、階段やエスカレーターも問題なく利用できます。
また、雨の日も傘をさせば良いため、ベビーカーよりは外出に対するハードルが下がるのではないでしょうか。
家の中でも使用できる
例えば家事をしたいのに赤ちゃんが抱っこを求めてぐずってしまった時、抱っこ紐の抱っこで落ち着いてくれれば、手をとめずに家事を進められますよね。
また、長期戦になる可能性のある寝かしつけの際も使用することができます。
狭い場所でも使用しやすい
狭い道はもちろん、通路の狭いお店でも比較的動きやすく周りの人とぶつかる可能性も低めなので、落ち着いて買い物ができます。
経験上、特に病院や健診会場では「ベビーカーは入口に置いて、中では抱っこでお願いします」と言われることが多いのですが、抱っこ紐は中に入っても使用できます。

呼ばれる直前まで装着できて両手もあいているため、問診の記入や資料の確認がしやすいです。
収納に場所をとらない
大きさは大人の上半身くらいで、何かの上に置いたり引っかけたりすることもできるため、使わない時の収納場所に困りにくいです。
デメリット
あまりに長時間の使用は体が疲れる
体への負担が軽減されているとはいえ、赤ちゃんの全体重が自分にかかっているため、やはり長時間使用していると肩や腰が痛くなります。
赤ちゃんと密着するため夏場は暑い
ただでさえ赤ちゃんは体温が高いので、クーラーの効いた部屋の中であっても汗が出てきます。

ましてや年々暑くなってきている夏場は汗だくになるため、1~2回しか使いませんでした(^^;
足元が見えない
赤ちゃんで足元の視界が遮れらてしまうため、階段を下りる際などは十分注意が必要です。
このデメリットに関しては、おんぶ形式で抱っこ紐を使用すれば問題はないと思います。
抱っこ紐をつける人が変わると都度調節が必要
旦那さんと奥さんで体格が違うと思いますので、頻繁に抱っこ紐を使う人が変わると、腰や肩のベルトの長さを調節するのが面倒に感じるかもしれません。
特にお出掛け前の急いでいる時に、抱っこ紐の調節もしなければならない状況になるとプチストレスです。笑

中には夫婦それぞれが使用できるように抱っこ紐を2つ購入する方もいらっしゃるようですが、経済的に我が家にそんな選択肢はありませんでした。笑
<参考>我が家で使用している抱っこ紐
我が家は、angeletteの「ベビーキャリア オン」を使用しています。
腰ベルトの前側がヒップシートになっていて赤ちゃんのお尻を乗せられるため、肩紐だけで体重を支えなくて良い点に惹かれて選びました(写真右側の指差し部分です)。



実際長時間使用していても、肩への負担はかなり少ないです。
ベビーカー

自分の体への負荷がかからず、押すだけで前に進めるためとても便利です。
では、ベビーカーは具体的にどういう場面で重宝するのか、こちらも抱っこ紐と比較した観点をメインに、私が実感したベビーカーのメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
長距離長時間の移動でも使用しやすい
赤ちゃんの体重が重たくなってきてもその重さを直接感じるわけではないため、長距離長時間の移動でも疲れにくいです。
また赤ちゃん側の負担に関しても、最近のベビーカーは赤ちゃんへの負荷が少なくなるように設計されているものが多いので、よほど長時間出なければ大丈夫かと思います。
重い荷物を荷物カゴに入れて運べる
スーパーに行く際、私が必ずベビーカーを選ぶ理由はこちらです。

私は週に1~2回のまとめ買いをするのですが、車を持っていないため手で運ぶとなるとあまりに大変で、ベビーカーを持っていなかった出産前は購入を諦めた商品がいくつもあります。
しかし、ベビーカーの荷物カゴに入れてしまえば牛乳や大容量パックのお肉も楽々持って帰ることができるため、現在は買い物帰りが快適です!
おもちゃや飲食物を与えられる
街中でベビーカーに繋がれたおもちゃで遊んでいたり、ストローマグでお茶を飲んでいるお子さんを見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。
移動中に退屈せずに遊んでおいてもらえると精神的に助かりますし、こまめに水分補給させやすいのも良いところだと思います。
おむつ替え台として使用できる
外出先でおむつ替え台が混みあっていても、月齢の低いうちはベビーカーでおむつを交換できます。
また感染症が流行っている時期は、おむつ替え台を通して菌をもらってしまうこともあるので、衛生面でも安心できると思います。
一人座りできない時期も飲食店での食事がしやすい

腰がすわればお店の子供椅子に座らせることができますが、生後半年くらいまではなかなか難しいです。
抱っこ紐は前に赤ちゃんがいると食べづらく、万が一熱いものをこぼしてかかってしまったらと思うと安心して食事ができませんよね。
その点ベビーカーは、自分たちのテーブルにつけて置いておけば、落ち着いて飲食しやすいと思います。
デメリット
段差に弱く、エレベーターのない場所では使いにくい
ベビーカーに赤ちゃんを乗せたまま階段やエスカレーターに乗れないため、基本的にはエレベーターを使用することになります。
私が最も苦労したのは電車の乗り換えです。
エスカレーターであれば2~3分の屋内移動で乗り換えられるのに、乗り換え改札付近にエレベーターがなく一度改札を出て屋外を歩かなければならなかったため、10分以上乗り換えに時間がかかり乗りたい電車を乗り過ごしてしまいました(T-T)
また、乗り換えだけでなく地上に出る際も目的地に1番近い出口とは反対側の出口にしかエレベーターがなく、エレベーターに乗るために先頭車両から最後尾までの電車1本分の距離を歩いて戻った経験もあります…

事前にどの地上出口にエレベーターがあるか調べておけばよかったんですけどね。苦笑
特に外だと階段しかない所もあり、私は幸いにも通りかかった優しい方がベビーカーを運んでくださったので息子を抱っこするだけであがれましたが、赤ちゃんとベビーカーを1人で担いであがるのは非常に大変かつ危険だと思います。
広い場所でなければ使用しにくく、外出先で使わないと荷物になる
通路の狭いお店やラッシュ時の駅構内など混みあっている場所では、やはり周りに気を遣います…
特に病院や健診会場では「ベビーカーは入口に置いて、中では抱っこでお願いします」と言われることが多く、待ち時間が長くなった場合にずっと抱っこし続けるのはなかなかしんどく、少なくとも片手が塞がっているため不便でした。

ぐずったりして抱っこせざるを得ない状況になった場合は、ベビーカーと赤ちゃんの両方を抱えなければならないため、重さと嵩張りで大変でした…
スーパーで買い物カートと併用できない
荷物カゴがあるため買い物帰りにはとても重宝しますが、ベビーカーを押しながら買い物カートを押すことができないので逆に買い物中は苦労します。

私はいつも片手でベビーカー、もう片方の手で買い物カゴを手持ちしており、牛乳など重いものをまとめ買いした際には腕が痺れています。
いい筋トレになると思って頑張っていますが。笑
ちなみに重いものをまとめ買いする我が家では難しかったのですが、ベビーカーのハンドル部分に荷物をかけられるフックをとりつけて、そこに買い物カゴを引っかけるという手もあります!
また、中には荷物カゴに買い物カゴを乗せられるベビーカーもあるようですので、「買い物はベビーカーで行きたいけれどカゴを手持ちするのは嫌だ!」という方はそちらを検討されるといいと思います。
収納に場所をとる
畳んでも人間1人分くらいの場所はとるため玄関を圧迫します。
前に住んでいた家ではベビーカーを広げたまま置けるスペースがなかったため、毎回畳んだり広げたりするのが手間でした。
<参考>我が家で使用しているベビーカー
我が家は、combiの「スゴカルminimo エッグショック DM」を使用しています。

現在は上位モデルのスゴカルminimo plus エッグショック ANが販売されていますが、異なるのはパーツの色やカバーの質感のみでどちらも機能面やサイズは同じです。
詳細は、比較一覧表(スゴカルminimo AN・DM)をご覧ください。
赤ちゃんの乗り心地が良さそうであることはもちろん、コンパクトで方向転換もしやすい点に惹かれて選びました。


※持ち手についている2つのフックは別途購入したものであり、ベビーカーの付属品ではありません。

狭いスペースでも簡単に方向転換できますし、エレベーターや電車内でも場所を確保しやすいです。
抱っこ紐とベビーカーなら、どちらを優先して用意すべきか
とはいえ「両方ある方が便利なのは分かるけれど、幼少期しか使わないし高価だし、できればどちらかだけ購入したい」という方もいらっしゃいますよね。
では、抱っこ紐とベビーカーならどちらを優先して用意すべきなのでしょうか。

結論は「家庭の環境による」です!
お出掛け時は必ず車移動をするという方は、荷物にならず出先でも使いやすい抱っこ紐の方が便利だと思いますし、徒歩移動が多く重いものを持ち運ぶ機会も多いという方は、体への負荷が少ないベビーカーの方が便利だと思います。

車を持っていない我が家は後者で、ベビーカーの使用が95%以上です。
まとめ
以上、抱っこ紐とベビーカーのメリット・デメリットをご紹介しました。
抱っこ紐とベビーカーの必要性について悩まれている方に、少しでも参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。