1歳の子どもを育てながら生活していると、毎日があっという間に過ぎていきます。オムツ替え、食事の用意、片付け、着替え…気がつけば1日が終わっている、そんな感覚です。私も息子が1歳を迎えたころは、自由な時間がほとんどなく、家事も思うように進まず、さらに出費もかさんで家計管理に頭を抱えていました。
そんな中で、少しずつ工夫を取り入れることで「時間」と「お金」の両方にゆとりを持てるようになりました。本記事では、私が実践して効果を感じた、1歳育児中でもできる時短と節約の方法をご紹介します。
1歳育児のリアルな課題と負担ポイント
1歳になると、赤ちゃんは歩き始めたり、好奇心旺盛に部屋中を動き回ったりします。成長が嬉しい反面、目を離せない時間が増えるため、家事を中断することもしばしばです。
私の場合、特に負担を感じたのは次の3つでした。
- 1日の生活スケジュールが詰まっている
朝は起きてすぐに朝食準備と着替え、午前中は遊びやお散歩、午後は昼寝の合間に家事、夜は夕飯とお風呂。自分の時間はほぼゼロでした。 - 家事の途中で中断が多い
料理中に泣かれたり、洗濯物を干している途中で後追いされたり。1つの家事を集中して終わらせられないのが日常です。 - 出費の増加
オムツやミルク、洋服、離乳食の食材など、毎月の育児費用は想像以上。思いがけない医療費や外出時の食費も加わり、家計は常に圧迫されがちです。
毎日をラクにする時短テクニック
忙しい毎日でも、工夫次第で家事や育児の時間は短縮できます。私が特に効果を感じた方法をご紹介します。
家事の「ながら作業」を活用する
子どもが1人遊びをしている隙に、できるだけ複数の作業を同時進行させます。例えば、電子レンジで離乳食を温めている間にテーブルを拭く、洗濯機を回しながら朝食の片付けをするなど、小さな積み重ねが大きな時短になります。
食事準備の時短アイデア
私は週末に作り置きをまとめて作り、平日は温めるだけにしています。冷凍ストックを活用すれば、夕飯作りも10〜15分で済ませられます。また、大人と子どもの食材を同じにし、味付けだけ後から分けると、調理の手間も減ります。
家電を最大限に使いこなす
食洗機やロボット掃除機は初期費用がかかりますが、長期的に見れば時間と労力の節約になります。私は食洗機を導入してから、1日30分以上の時間を捻出できるようになりました。
出費を減らす節約アイデア
節約は「我慢」よりも「賢い選択」が大切です。
育児用品の賢い買い方
オムツやおしりふきはまとめ買いや定期便サービスを使うと、1枚あたりの単価が下がります。私はネット通販のセール時期を狙い、数か月分を一度に購入しています。
中古・お下がりの活用
1歳児は成長が早く、服や靴はすぐにサイズアウトします。私は友人やフリマアプリでお下がりを譲ってもらい、必要なものだけ新品で購入しています。これだけで年間数万円の節約になりました。
家計アプリでの管理
支出の把握は節約の第一歩です。私はスマホの家計簿アプリで支出をカテゴリ別に記録し、「どこにお金を使いすぎているのか」を毎月チェックしています。無駄な出費が見える化されるだけで、自然と使い方が変わります。
時短と節約を両立させる生活習慣
最終的に大切なのは「無理なく続けられること」です。
「やらないこと」を決める勇気
完璧を目指すほど疲れてしまいます。私は掃除を毎日ではなく2日に1回にし、食事も冷凍食品やレトルトを活用する日を設けました。「しない」選択をすることで、時間も心もゆとりが生まれます。
家族で分担・協力する
配偶者に具体的なタスクをお願いすることで、自分の負担を減らせます。例えば、「お風呂はお願い」「夕飯後の食器洗いは担当してもらう」など、役割を明確にするのがポイントです。
継続できる仕組み作り
時短や節約の工夫は、最初に仕組みを整えることで習慣化しやすくなります。作り置きの曜日を決める、買い物リストを定型化するなど、小さなルールを作ると続けやすいです。
まとめ
1歳育児は本当に忙しく、時間もお金も余裕がなくなりがちです。しかし、少しの工夫を積み重ねることで、毎日が驚くほどラクになります。私も完璧ではありませんが、時短と節約を意識するようになってから、子どもと向き合う時間が増え、気持ちにも余裕が生まれました。
忙しい中でも、自分に合った方法を無理なく取り入れ、育児と家計の両立を楽しんでいきましょう。