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はじめに

最近お金について勉強を始めて、ファイナンシャルプランナー(以下「FP」)3級の資格に興味が出てきたな~
今回はそのような方に向け、私が育休中にFP3級に合格した時の勉強法や試験概要についてご紹介します。
決して高い教材や講義を利用したわけではなく、以下の市販テキスト2冊と過去問(無料)のみを使用して約1か月間勉強した結果、9割以上の得点をとって合格することができました。
結論、テキストはこの2冊だけを用意すればFP3級に合格できると思います。
その理由も述べていきますので、本記事がFP3級の資格取得を目指している方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

なお、以下の記事では育休中にFP3級の取得をおすすめする理由とFP3級で学べる子育て世帯に関わりのある内容をご紹介していますので、「そもそもFP3級ってどんな内容なの?」という方はご参照ください。
試験
まずはじめに、FP3級の試験について簡単にご説明します。
種類
FP3級は、学科試験と実技試験の2つを受ける必要があります。
また実技試験は、日本FP協会と一般社団法人金融財政事情研究会(以下「金財」)の2つの団体が出題しており、どちらか1つの試験に申し込みます。
受ける団体による資格の違いはなく、どちらの団体の実技試験を受けても問題ありません。


ちなみに私は、日本FP協会を選びました。
試験時間・問題数・合格基準
それぞれの試験時間・問題数・合格基準は以下のとおりです。
試験 | 時間 | 問題数 | 合格基準 |
---|---|---|---|
学科 | 90分 | 60問(1問1点) | 36点/60点満点 |
実技(日本FP協会) | 60分 | 20問(1問5点) | 60点/100点満点 |
実技(金財) | 60分 | 5題*(1題10点) *過去問では1題あたり3問 | 30点/50点満点 |


学科と実技のいずれも6割正解すれば合格です。
参考:日本FP協会 2級・3級FP技能検定 試験要綱
一般社団法人 金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング 技能検定3級 試験要綱
受験方法
2024年からCBT方式の試験で実施されており、一部期間を除いて好きな日時に、好きな会場で受験できるようになりました。
申し込みはインターネットで行い、3日前くらいまでは日時も会場も変更可能なので、自分の都合に合わせて受験しやすいです。
合否結果は1か月後を目途に郵送で届きますが、試験終了後の画面に得点が表示されるため、その場で合否が分かります。


学科と実技のいずれも6割正解すれば合格です。
合格までの1ヶ月間の勉強法
育児に少し余裕ができたといってもまだ忙しく、家事もやらなければならない状況において、できる限り効率よくかつお金もあまりかけずに勉強したいですよね。
そこでご参考までに、私の1か月間の勉強法をご紹介します。


ちなみに私が合格した時の成績は、学科58点/60点(2問×)・実技95点/100点(1問×)でした。
勉強に使った資料
先述のとおり、勉強に使用したのは以下2つのテキスト(教科書・問題集)です。
結論、この2冊と過去問(日本FP協会と金財のホームページで公開)に取り組めば、FP3級に合格できると思います。
というのも、FP3級の試験は類似問題が繰り返し出題されており、ある程度の数の問題を解いていればポイントが分かってくるからです。
そして上記のテキストは試験範囲を網羅できるように分かりやすくまとめられており、教科書でインプットした知識を問題集でアウトプットすることで自然と身に付きました。
- 教科書
- 重要部分は赤字で書かれており、図や表を使って分かりやすくまとめられている
- テーマごとに例題と解説が載っているため、試験での問われ方と考え方がすぐわかる
- 問題集
- テーマごとに過去問がまとめられており、試験の傾向を掴むことができる
- 解答ごとに必ず解説(重要部分は赤字)がついており、間違えた理由やポイントがわかる


どちらも赤シートが付属しており、赤字部分を隠しながら勉強しました。
よく学生時代の受験においても、色々な参考書に手を出して浅く勉強するよりは1~2つの参考書を徹底的に勉強した方が身になりやすいと言われていますが、まさにそのとおりだと思います。
勉強時間・方法
1日あたりの勉強時間は2~3時間ほどで、息子のお昼寝中や夜寝た後に以下のように勉強していました。
- 教科書の全ページをざっと読む
- もう一度教科書を読み、今度は内容を頭に入れながら赤字部分を中心にじっくりと読む
- 問題集を1分野ごとに一通り解き、自信をもって答えられなかった問題に印をつける
印をつけた問題は、教科書の該当箇所を読み直す - 問題集を1分野解き終わった後に、また改めてその分野の教科書をじっくりと読む
- 3.4をもう一度繰り返す
- ホームページで公開されている過去問(7回分)を解く
- 過去問で間違えた問題は、教科書の該当箇所を読み直す
ペースとしては、以下のように1日あたり1~2分野(回)ずつ進めていきました。
勉強法の番号 | 1日あたりに進めた量 | 完了するまでの所要時間 |
---|---|---|
1,2,3,4 | 1~2分野 | 2.5週間 |
5 | 1~2分野 | 0.5週間 |
6,7 | 1~2回分(学科・実技ぞれぞれ) | 1週間 |
ポイントは、教科書の内容をある程度理解した段階で問題集に取り掛かることだと思います。
もちろん最初は分からなかったり間違えたりしますが、私の場合は問題集を使って知識のアプトプット練習をすることで理解が深まりました。


例えば計算式に関して、公式を理解をしていたつもりでも実際に計算しようと思うと、その公式をどのように使ってどこに何の数値をあてはめればよいのか分からず、ただの公式丸覚え状態になっていました。
FP3級の試験問題は類似問題がたくさん出題されているので、繰り返し問題を解くことが知識習得と合格への近道だと思います。
まとめ
以上、私がFP3級に合格した時の勉強法や試験概要でした。
上記のテキストと過去問を徹底して勉強することで、比較的短期間で合格することが可能だと思いますので、挑戦したいなと思っている方にはぜひおすすめです。
本記事が少しでも参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。