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はじめに
注文住宅を建てるなら、できるだけ子育てしやすく、家事もしやすい間取りにしたいと考える方は多いのではないでしょうか。
我が家も子どもがいる暮らしを想定しながら、収納・家事動線・設備の使いやすさなどを考えて間取りを決めました。
実際に住んでみると、「作ってよかった」と感じる場所がある一方で、住んでから気づいた間取りの後悔もあります。
本記事では、注文住宅で実際に採用してよかった子育て目線の間取り・設備と、暮らしてみて分かった失敗・後悔を紹介します。
これから注文住宅を建てる方や、子育てしやすい間取りで後悔したくない方の参考になれば幸いです。
子育てしやすい家づくりで重視したこと
我が家では、注文住宅の間取りを考える際、子どもがいる生活での使いやすさを意識しました。
特に重視したのは、次の3つです。
- 家事や育児で移動しやすい生活動線にする
- 使う場所に合わせて収納を確保する
- 今だけでなく子どもの成長後の暮らしも考える
間取りを決める時点では、実際に住み始めてからの生活をすべて想像するのは難しいものです。
我が家でも子育て中の暮らしを想定して家づくりをしましたが、実際に住んだからこそ分かったこともありました。
実際に作ってよかった間取り・設備
注文住宅に実際に住んでみると、家づくりの段階で取り入れておいてよかったと感じる間取りや設備があります。
ここからは、子育てをしながら暮らして感じた実際の使い勝手とあわせて紹介します。
土間収納|ベビーカーを広げたまま収納できる
子育てを始めてから特に作ってよかったと感じているのが、玄関横の土間収納です。

我が家では、ベビーカーを折りたたまず、広げたまま土間収納に置いています。

ベビーカーは折りたためばコンパクトになりますが、子どもを連れて帰宅したあとに毎回たたんで収納するのは手間がかかります。
土間収納なら、玄関からそのままベビーカーを入れられるため、外で使ったタイヤを室内の床に上げずに済むのも便利です。
ほかにも、スーツケースや自転車用ヘルメット、ベビーカーや自転車のチャイルドシートに使うレインカバー、ブランケット、傘など、外出時に使う物をまとめて置いています。
特にスーツケースのように、場所を取りやすく外で使う物は、クローゼットではなく玄関近くに収納場所を作っておいてよかったと感じます。
現在は子どもがまだ小さいためベビーカー用品などが中心ですが、今後は外遊びグッズや部活用品など、子どもの成長に合わせて収納する物を変えられるのも土間収納のメリットです。
注文住宅で土間収納を検討する場合は、広さだけでなく、実際に何を置きたいのかを家づくりの段階で考えておくと必要なスペースを決めやすくなります。
パントリー兼リビング収納|食品から育児用品までまとめて収納
キッチン横には、幅約120cm・8段の可動棚を設けたパントリー兼リビング収納を作りました。
食品だけでなく、キッチンやリビング周りで使う物をまとめて置けるため、我が家では作ってよかった収納のひとつです。


現在は、パスタやパン、乾物、調味料、お菓子などの常温保存できる食品ストックを中心に、ミキサーやホットプレートなど使用頻度の低い小型家電、セカンド冷凍庫、プリンターや郵送物なども置いています。
また、食品や日用品だけでなく、子どものおもちゃの収納場所としても使っています。
子育て中は、大人の食品に加えてベビーフードや子どものおやつなどをストックする機会も増えます。
我が家でも子どもが増えて食品の消費量が多くなったため、まとめ買いした物を置けるスペースがあるのは便利だと感じています。
また、棚を可動式にしたことで、収納する物に合わせて棚の高さを変えられるのもよかった点です。
食品だけに用途を限定していないため、家族構成や生活の変化に合わせて使い方を変えやすくなっています。
パントリーを作る場合は、広さだけで考えるのではなく、食品以外に何を置きたいかまで家づくりの段階で考えておくと、必要な棚の幅や奥行き、コンセントの位置なども決めやすくなります。
壁面収納|リビングで使う物をすぐ取れる
リビングには、テレビの周囲を囲むように幅約235cm・高さ約210cmの壁面収納をオーダーで作りました。
リビングは家族が長く過ごす場所なので、細かな物を置く機会も多くなります。
我が家では収納家具をいくつも置くのではなく、テレビ周りの壁面を大きな収納スペースとして使えるようにしました。


現在は、おむつ替えグッズや保湿剤などの育児用品をはじめ、文房具、薬、充電ケーブル、工具、アルバム、ゲーム機、書類など、家族がリビングで使うさまざまな物を収納しています。
特に子どもが小さいうちは、おむつや保湿剤などを使う機会が多いため、必要なときにすぐ取れる場所にストックしておけるのが便利です。

扉付きなので、収納する物の種類が多くても扉を閉めれば中が見えないのも気に入っています。
子ども用品や日用品が増えても、リビングに物が出たままになりにくくなりました。
また、テレビの横だけでなく上部まで収納にしたことで、デッドスペースになりやすいテレビ周りの壁面を活用できたのもよかった点です。
我が家の壁面収納は、施工費などを含めると約50万円かかりました。
決して安くはありませんが、約2年間使っていて収納力や使い勝手に不満はなく、作ってよかったと感じています。
ただし、リビング収納を増やすために、同じようなオーダーの壁面収納を作る必要はありません。
我が家も以前マンションに住んでいたときは、引き出し付きのテレビボードを使っていました。
造作家具ほど費用をかけずにテレビ周りの収納を増やせるため、これから家具をそろえる場合は収納力のあるテレビボードを選ぶ方法もあります。
▶ テレビ周りの収納を手軽に増やしたい方は、収納力のあるテレビボードをチェックしてみてください。

ランドリールーム|洗う・干す・しまうを同じ場所で完結
我が家では、洗面所とお風呂の横に約2.5畳のランドリールームを作りました。
洗濯機を置くだけでなく、室内干しと衣類・タオルの収納までできるようにしたことで、洗濯に関する家事を一か所で済ませやすくなったのが大きなメリットです。


天井には、家づくりの段階で物干しバーを2本取り付けてもらいました。
洗濯が終わったらその場でハンガーに掛けて干せるため、濡れた洗濯物を別の部屋まで運ぶ必要がありません。
乾いたあとは、ランドリールーム内に置いている衣装ケースに下着などをしまい、タオルも同じ部屋に収納しています。
お風呂の隣なので、入浴時に必要な衣類やタオルもその場で用意できます。
子どもがいると、食べこぼしや汗、外遊びの汚れなどで着替える機会が多く、タオルなども含めて洗濯物が増えがちです。
実際に子育てをしてみて、洗う→干す→しまう→お風呂で使うまでの移動が少ない間取りにしておいてよかったと感じています。
▶ 2階リビングでの生活動線や、0歳・2歳との暮らしで感じたメリット・デメリット、後悔しないための間取りのポイントは、こちらの記事で詳しくまとめています。

ランドリールームにはエアコンなどの乾燥設備は付けていませんが、我が家の場合は室内干しでも1日ほどでだいたい乾いています。
窓も設けており、天気のよい日は窓を開けて風を通すこともできるため、特に夏の日中は、数時間で乾くこともあります。
約2.5畳でも十分活用できていますが、もう少し広さがあれば、さらに使いやすかったとは感じています。
ランドリールームは、広さだけでなく、洗濯機・物干し・収納の配置まで考えておくことが大切です。
120cmの洗面台|子どもとの手洗いと将来の混雑を想定
洗面台は、家族で使うことを考えて幅120cmの広めのタイプを選びました。
現在特に助かっているのが、2歳の子どもと一緒に手を洗うときです。
まだ上手に洗えずシンクの周りに水が飛ぶこともありますが、シンク横のカウンター部分が広いため、水が横の壁まで飛びにくいのは助かっています。


また、夫婦で同時に洗面台を使えるようになったのも、実際に暮らして感じているメリットです。
以前住んでいた賃貸では洗面台が狭く、基本的に1人ずつしか使えませんでした。
朝などは空くまで待ったり、急いでいるときには鏡が必要なタイミングだけ交代しながら使ったりすることもありました。


現在は2人で並んで使えるため、どちらかが使い終わるまで待つことがなくなりました。
子どもはまだ0歳と2歳なので、家族全員で朝の身支度をするような使い方はしていません。
ただ、今後子どもが成長すると朝の洗面台が混み合うことも考え、複数人で使える広さを確保しておきたいという意図もあって120cmを選びました。
洗面台の幅が広くなった分、下の収納スペースも広く、洗面用品や日用品をまとめてしまえる点も便利です。
実際に子育てをしながら使ってみても、現在の使いやすさだけでなく、家族が成長したあとの暮らしまで考えて広めの洗面台を選んでよかったと感じています。
深型食洗機|子育て中に増える洗い物を時短
キッチンには、深型のビルトイン食洗機を採用しました。
我が家では現在、1日1〜2回ほど食洗機を使用しています。
食後の食器だけでなく、調理に使った物までまとめて洗えるため、子育て中の家事を減らすうえで欠かせない設備になっています。


特に離乳食の時期は、小さな食器だけでなく、調理に使うボウルや調理器具なども増えます。
大人の食事と並行して離乳食を作っていると、1回の食事でも想像以上に洗い物が多くなるため、食洗機に入れて洗えるだけでも後片付けの時間をかなり減らせました。
深型を選んでよかったと感じるのは、容量の大きさです。


我が家では長い菜箸や大きめのフライパンを入れることもありますが、特に調理器具を複数個入れると、深型でも上部ぎりぎりになることがあります。
また、深型でも1回の食事で満杯になることが珍しくありません。
浅型の食洗機を実際に使った経験はありませんが、現在入れている食器や調理器具の量を見ると、我が家の場合は浅型では入りきらなかったと感じます。
家づくりの際には、容量の大きい海外製のフロントオープンタイプも検討しましたが、我が家が検討していたものは乾燥機能がない点が気になり、最終的には選びませんでした。
食洗機は毎日のように使う設備だからこそ、注文住宅で採用する場合は価格だけでなく、普段使う食器や調理器具がどのくらい入るかまで考えて容量を選ぶのがおすすめです。
コンセント|使う家電と位置まで考えて配置
注文住宅では、コンセントの数だけでなく、どこで何を使うかまで考えて位置を決めました。
特に付けてよかったと感じているのが、ダイニングテーブル横のコンセントです。
床から約80cmの高さに設置し、テーブルのすぐ上で使えるようにしました。
我が家では、ホットプレートで料理をするときにこのコンセントを使っています。
子どもが寝たあとはダイニングテーブルでパソコンを使っていますが、ベビーモニターを充電しながら置いたり、パソコンの電源を取ったりするのにも便利です。


テーブルのすぐ近くから電源を取れるため、コードを床付近のコンセントまで伸ばす必要がなく、さまざまな場面で使いやすいと感じています。


また、キッチンでは、調理台の正面に天板から約10cm上の位置にコンセントを設けました。
離乳食作りでブレンダーを使うときも、調理台のすぐ前から電源を取れるため、コードを遠くまで伸ばす必要がなく便利で、調理家電を使う場所の近くにコンセントを付けておいてよかったと感じています。
さらに、パントリーには、セカンド冷凍庫を置くことを家づくりの段階から決めていたため、一番下にアース付きコンセントを設置しました。


セカンド冷凍庫はある程度の設置スペースが必要なうえ、コンセントの位置によっては置きたい場所に置けないこともあります
我が家では最初からパントリー内に置き場所を確保し、必要なコンセントも用意しておいたため、予定していた場所にすっきり収めることができました。
コンセントは家が完成してから増設することもできますが、場所によっては工事が必要になります。
注文住宅の間取りを考えるときは、単純に数を増やすだけでなく、家具や家電を置く場所と実際に使う高さまで想像して配置することが大切です。
寝室とリビングを離す|生活音を分けてベビーモニターで見守る
我が家は2階にリビング、3階に寝室を配置し、家族が夜に過ごす場所と子どもが寝る場所をフロアごと分けました。
この間取りにして特によかったと感じるのが、子どもが寝たあとの生活音を以前ほど気にしなくてよくなったことです。
以前住んでいたマンションでは、リビングに隣接する部屋を寝室として使っていました。
子どもが寝たあとは会話を小声にし、テレビも音を消すか、かなり小さな音にして見ることがほとんどでした。
実際にキッチンやリビングでの作業音で子どもが起きたこともあり、寝かしつけ後はできるだけ音を立てないように気をつけていました。


現在は寝室が別の階にあるため、子どもが寝たあともリビングでは普段の声量で会話をしたり、動画を見たりできています。
寝室と生活スペースを離したことで、寝かしつけ後の過ごし方はかなり変わりました。
一方で、寝室とリビングが離れていると、子どもが寝ている様子を直接確認できません。
そこで我が家では、寝室に見守りカメラを設置しています。
子どもが寝たあとはリビングからモニターで様子を確認できるため、別の階にいても見守りながら過ごせます。


子どもの寝室とリビングを離す間取りは、生活音を分けやすい反面、寝ている様子を確認しにくくなるという面もありますが、我が家の場合はベビーモニターを併用することで、寝室を別フロアにしたメリットを活かしやすくなりました。
▶ 実際に使っている見守りカメラ&ベビーモニター「Babysense HDS2」の使用感やメリット・デメリットは、以下の記事で詳しく紹介しています。



ビルトインガレージ|車がなくても自転車や外用品の収納に活躍
我が家は現在車を所有していませんが、注文住宅を建てる際にビルトインガレージを作りました。


将来車を所有する可能性も考えて設けましたが、車がない現在は、電動自転車や子どもの三輪車、ガレージの掃除用品などを置くスペースとして活用しています。


玄関のすぐ近くに自転車を置けるので、子どもを連れて出かけるときにも使いやすく、屋根があるおかげで、自転車を雨にさらさずに置けるのもメリットです。
また、夏に子ども用のビニールプールを出すときにも日陰になるため、駐車以外にも使えるスペースを確保しておいてよかったと感じています。
我が家のように現在は車を所有していなくても、将来必要になる可能性まで考えると、家づくりの段階で駐車スペースをなくしてしまうことには迷いがありました。
結果的にビルトインガレージを設けたことで、現在は自転車や外用品を置きながら、将来車を所有することになった場合にも対応できるようになっています。
▶ 車を持たずに戸建てで子育てして感じたメリット・デメリットや、実際の移動手段については以下の記事で詳しく紹介しています。



実際に住んで後悔した間取り・設備
子育てをしながら実際に暮らしてみると、家づくりの段階では気づかなかった使いにくさも見えてきました。
ここでは、注文住宅に住み始めてから感じた間取り・設備の後悔を紹介します。
リビング横に小部屋があればよかった
子どもが小さい現在、間取りで特に感じている後悔のひとつが、リビング横に小部屋を作れなかったことです。


特に、食事の前にリビングのおもちゃを片付けるのが大変です。
我が家ではリビングで子どもが遊んでいるため、おもちゃを広げたままだと、食事のときに椅子を出しにくかったり、食べこぼしでおもちゃが汚れたりします。
また、おもちゃが目に入ると子どもの気が散りやすいため、できれば食事の前には片付けておきたいところです。
しかし、1日3回のご飯のたびにおもちゃを片付けるのはなかなか大変で、実際には毎回すべて片付けられているわけではなく、そのまま食事をすることもあります。


間取りにもう少し余裕があれば、リビング横に4帖ほどの小部屋を作り、子どもの遊び場として使いたかったと感じています。
リビングとつながったキッズスペースがあれば、おもちゃを出したままでも食事スペースと分けやすく、遊びの途中で毎回片付ける必要もありません。
おもちゃが広がっていてもリビングはそのまま使えるため、現在の暮らしを考えると、やはり取り入れたかった間取りのひとつです。
浴室は1.25坪にできるなら広くしたかった
我が家の浴室は標準的な1坪サイズですが、子どもと一緒に入るようになってから、もう少し広さがあれば動きやすかったと感じるようになりました。
特にワンオペで子どもをお風呂に入れるときは、子どもを待たせながら自分の体を洗い、そのまま一緒に入浴するため、限られた洗い場で何度も動くことになります。


毎日のことなので、もう少し洗い場にゆとりがあればよかったと感じる場面があります。
間取りやコストとの兼ね合いで我が家では採用できませんでしたが、1.25坪の浴室にできれば洗い場を広く取れるため、子どもと一緒に入浴するときにも動きやすくなります。
子どもと複数人で入ることが多い家庭なら、浴室の広さも比較しておくとよいと感じました。
▶ 0歳の赤ちゃんとのワンオペお風呂で実際にやっている入れ方や待たせ方は、以下の記事で詳しく紹介しています。



玄関前の階段は1段の方が使いやすかった
玄関前の階段はデザイン面では満足していますが、子育てを始めてからは段差による使いにくさも感じるようになりました。


特に大変なのが、ベビーカーの出し入れです。
我が家の玄関前には2段の階段があるため、以前はベビーカーを先に階段下へ移動させてから子どもを乗せるか、子どもを乗せたままベビーカーごと持ち上げる必要がありました。
子どもを乗せたベビーカーを持ち上げるのは大変なので、玄関前の階段はできれば1段にしたかったと感じています。
現在は段差スロープを設置したことで、子どもをベビーカーに乗せたまま出入りできるようになり、以前よりかなりラクになりました。


▶ 玄関前の段差対策をしたい方は、我が家で実際に使っている段差スロープをチェックしてみてください。
リビング階段にドアを付ければよかった
我が家はリビング階段を採用していますが、階段部分にドアを設けなかったことは、少し後悔している点です。
現在は冷暖房の空気が階段へ逃げにくいよう、暖簾を設置して対応しています。
ただ、今から間取りを変更できるなら、冷暖房効率を考えて階段にドアを付けることも検討したいと感じています。
リビング階段を採用する場合は、生活動線だけでなく、冷暖房の空気が階段へ流れることへの対策も間取りの段階で考えておくとよいと思います。
子育てしやすい家にするために間取りで考えておきたいこと
実際に子育てをしながら暮らしてみると、間取りを考えるときには、部屋の広さや数だけでは分からない使いやすさがあると感じます。
ここからは、我が家の家づくりと実際の暮らしを通して感じた、子育てしやすい間取りを考えるときのポイントを紹介します。
今だけでなく子どもの成長後まで考える
注文住宅の間取りを考えるときは、現在の暮らしだけでなく、子どもが成長したあとの生活まで想像しておくことが大切だと感じました。
子どもが小さいうちは、おむつやベビーカー、おもちゃなどの収納場所が必要ですが、大きくなるにつれて、学校用品や習い事・部活動の道具、制作物、趣味の物など、家に置く物も変わっていきます。
今必要な物だけで収納を考えるのではなく、将来どのような物が増えるかも想像しておくと安心です。
また、今は親が手伝っている身支度や手洗いも、いずれは子ども自身でするようになります。
朝の身支度などで家族が同じ時間帯に洗面台を使うことも考えられるため、子どもが自分で動くようになったときの生活動線まで想像しておくことも大切です。
すべての変化を家づくりの段階で予測することはできませんが、今の子育てだけに合わせすぎず、数年後も同じ間取りや収納を使いやすいかという視点を持っておくと、長く暮らしやすい家につながると思います。
家事は一つひとつではなく一連の動作で考える
家事動線を考えるときは、設備を一つずつ配置するのではなく、家事の始まりから終わりまでを一連の動作として考えるのがおすすめです。
我が家が特に実感しているのが洗濯です。
間取りを考えるときに洗濯機を置く場所だけを見るのではなく「脱ぐ → 洗う → 干す → しまう → 着る」まで実際に家の中をどう動くのか考えると、必要な設備や収納の位置が見えやすくなります。
我が家ではランドリールームに洗濯機・室内干しスペース・衣類やタオルの収納をまとめたことで、洗濯物を持って家の中を何度も移動する必要がありません。
子どもがいると洗濯物の量も増えるため、一つひとつの作業を少し短くするだけでなく、家事全体でどれだけ移動を減らせるかを考えておいてよかったと感じています。
これは洗濯だけでなく、料理や帰宅後の片付けなどにも共通します。
我が家では、階段を上がると正面にキッチン、左側に洗面・浴室があり、右奥にリビングを配置しています。
買い物後は荷物をすぐキッチンへ運べるうえ、家事をする場所が階段近く、家族でくつろぐ場所が奥にある配置も使いやすいと感じています。
間取り図を見るときには、設備そのものだけでなく、実際に生活するときに自分がどのように動くのかまで想像してみるのがおすすめです。
▶ 3階建てで0歳・2歳と暮らす我が家の実際の階段移動や2階にLDK・水回りをまとめた生活動線は、こちらの記事で詳しく紹介しています。



収納は量だけでなく使う場所まで考える
注文住宅の収納というと、収納量をどれだけ確保するかに目が向きやすいですが、実際に暮らして感じたのは、収納は広さだけでなく場所も重要だということです。
我が家では、玄関には土間収納、キッチンの近くにはパントリー、リビングには壁面収納を設けています。
それぞれ収納する物は違いますが、共通しているのは、使う場所の近くに収納できるようにしたことです。
たとえば外で使う物を土間収納に置ければ、室内まで持ち込まずに済みます。
リビングで使う物を壁面収納にまとめておけば、必要なときに取り出しやすく、片付けるときにも別の部屋まで運ぶ必要がありません。
子どもがいると、おむつなどの消耗品だけでなく、成長に合わせて衣類やおもちゃ、外遊び用品なども増えていきます。
そのため、収納スペースを増やすことだけを考えるのではなく、何をどこで使い、どこに戻すのかまで決めて収納を配置することが、暮らしやすさにつながると感じています。
▶ 我が家でおむつやおもちゃなどの育児用品を実際にどこへ収納しているのかは、以下の記事で詳しく紹介しています。



間取りで後悔しないために複数の提案を比較する
注文住宅の間取りは、自分たちの希望を整理するだけでなく、複数の提案を見比べてから決めることも大切だと感じています。
我が家も家づくりでは複数の住宅会社から間取りを提案してもらいました。
実際に比較してみると、同じような希望を伝えていても、部屋の配置や生活動線、収納の作り方などは会社によって異なります。
中には、自分たちだけでは思いつかなかった間取りや空間の使い方を提案してもらったこともありました。


我が家のキッチン横にあるパントリーも、そのひとつです。
我が家は1階から2階、2階から3階へ上がる階段が上下に重なる間取りになっています。
2階では、1階から上がってきた階段と3階へ上がる階段の間にある、本来なら壁になるスペースをパントリーとして活用しました。
この配置はもともと自分たちで考えていたものではなく、家づくりの途中で別の住宅会社から提案された間取りを見て、こんな空間の使い方もできるのかと知ったことがきっかけでした。
間取りは、何もない状態から自分たちだけで最適な形を考えるのは簡単ではありません。
複数の間取りを見ることで、自分たちでは思いつかなかった選択肢を知り、その中から暮らしに合うものを取り入れられるのも大きなメリットだと感じました。
▶ 我が家が実際に4社へ相談して感じた比較しやすい社数や間取り・見積もり・標準仕様を比べて分かった違いは、こちらの記事で詳しくまとめています。



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まだ住宅会社を絞り込む前で、希望する間取りを形にし、その間取りならどのくらいの費用で建てられるのか確認したい方には、まどりLABOという選択肢があります。
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住宅会社選びから相談したいなら「くふうイエタテカウンター」
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間取りを考えるときは、最初からひとつの案だけに決めず、複数の提案を見ながら自分たちの暮らしに合う部分を探していくことが大切です。
我が家もすべて希望どおりの間取りにできたわけではありませんが、複数の提案を見た経験は、最終的な間取りを決めるうえで役立ちました。
▶ 土地選びから検討している方は、子育て家庭の土地選びで実際に重視したポイントや後悔したことも以下の記事で紹介しています。



まとめ|子育てしやすい家は実際の暮らしを想像して考える
注文住宅に実際に住んでみて、子育てしやすい家にするためには、見た目や部屋の広さだけでなく、家事や育児をするときの動きまで具体的に想像して間取りや設備を考えることが大切だと感じています。
我が家でも、土間収納やパントリー、ランドリールームなど採用してよかったものがある一方で、リビング横の小部屋や玄関前の段差など、実際に子育てを始めてから気づいたこともありました。
すべてを家づくりの段階で予測するのは難しいからこそ、自分たちだけで間取りを考え込まず、複数の提案を見ながら選択肢を増やすことも後悔を減らす方法のひとつです。
これから注文住宅を建てる方は、今の暮らしだけでなく、子どもが成長したあとの生活も想像しながら、自分たち家族に合った家づくりを考えてみてください。
本記事が少しでも参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。




