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はじめに
注文住宅で土間収納を検討していると、「本当に必要なの?」「1畳でも十分な広さがある?」「作ってから後悔しない?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
特に子育て家庭では、ベビーカーや雨具など外で使う物が増えるため、玄関まわりの収納をどう確保するかは気になるところです。

我が家も注文住宅を建てる際に土間収納を設け、現在は0歳・2歳の子ども2人と暮らしています。
本記事では、実際の間取り図や収納写真を交えながら、土間収納の広さ・使い勝手・後悔した点について、子育て家庭の実体験をもとに詳しく紹介します。
土間収納は必要?子育て家庭が2年使った結論
結論からいうと、我が家にとって土間収納は作ってよかった設備のひとつです。
もともとは住宅会社からの提案で採用しましたが、実際に約2年間使ってみて、子育て中の我が家には必要な収納だったと感じています。
特に便利なのが、ベビーカーを毎回畳まずに収納できることです。
また、雨具やスーツケースなど、外で使う物を玄関付近にまとめられるため、室内のクローゼットを圧迫せずに済んでいます。

広さは1畳ですが、現在の収納量で困っていることはなく、同じ土地・建物の条件でもう一度家を建てるとしても、同じ広さで採用したいです。
ただし、我が家は靴を別のシューズボックス、自転車本体をビルトインガレージに収納しているので、1畳で足りるかどうかは収納する物によって変わります。
ベビーカーやスーツケースなど、家の中には入れたいけれど、居室には置きたくない物がある家庭にとって、土間収納は特に便利なスペースだと思います。
我が家の土間収納は1畳|実際の間取りと設備
我が家は3階建て注文住宅の1階玄関横に、ウォークイン型の土間収納を設けています。
まずは実際の間取りと収納設備を紹介します。
玄関0.8畳+土間収納1畳の間取り
我が家の玄関は1.47㎡(約0.8畳)、土間収納は1.65㎡(1畳)です。
土間収納は約182cm×91cmの細長い形状で、玄関から左に曲がって入る間取りになっています。

玄関と土間収納の間には扉を設けず、床も土間続きにしているため、ベビーカーを広げたまま押して移動できます。
また、土間収納には窓とLED照明を設置しており、窓や玄関ドアのすりガラスから自然光が入るので、日が沈むまでは照明をつけなくても十分明るいです。
広さについては、階段の位置や廊下収納、ほかの部屋とのバランスを考えて1畳にしました。
可動棚6段・枕棚・ハンガーパイプを設置
土間収納には、片側の壁に幅90cm×奥行30cmの可動棚を6枚、反対側には枕棚とハンガーパイプを設置しています。


可動棚は収納する物に合わせて高さを変えられるので、使い始めてからも収納品を整理する際に棚の位置を調整しました。
費用は我が家の場合、土間収納自体と枕棚・ハンガーパイプは標準仕様に含まれていましたが、可動棚はオプションで1枚あたり約7,400円でした。
現在はハンガーパイプに100円ショップのS字フックを取り付けており、備え付けの棚やパイプも収納しやすく、使い勝手には満足しています。
土間収納1畳に何が入る?我が家の収納実例
土間収納が1畳だと、実際にどれくらいの物を収納できるのか気になりますよね。
我が家で置いている物と、普段の出し入れのしやすさを紹介します。
ベビーカーを広げたまま中央に収納
我が家では、コンビのスゴカルminimoを、土間収納の中央に広げたまま置いています。
ベビーカーの幅は約45cmで、奥に向けて置いているため、畳まずに玄関からそのまま出し入れできます。

1畳と聞くと狭く感じるかもしれませんが、ベビーカーを置いた状態でも人が中に入れます。
棚の下に置いているスーツケースを取り出すときはベビーカーを少し左に寄せますが、普段は動かさなくても可動棚の物を取り出せます。
また、友人が遊びに来た際には、我が家のベビーカーを畳んでハンガーパイプの下に移動し、友人のサイベックスのリベルを広げた状態で収納したこともありました。
我が家で使っているのは比較的コンパクトなベビーカーですが、大きめのベビーカーでも、向きを変えてハンガーパイプの下に置くなど、配置を工夫できると思います。
ただし、ベビーカーの大きさによって通路の広さや棚の使いやすさは変わるため、収納する向きも含めて考えることが大切だと感じています。
スーツケース3個・雨具・自転車用品も収納
土間収納にはベビーカー以外にも、スーツケースや雨具、自転車用品など、外で使う物をまとめています。
現在の収納場所と収納品は以下のとおりです。
| 収納場所 | 収納している物 |
|---|---|
| 可動棚 | 子ども用ヘルメット2個、ベビーカーレインカバー、夏冬のブランケット、電動自転車のバッテリー充電器、靴のお手入れ用品、段ボールカッター、ブロワー |
| 可動棚の下 | スーツケース3個 |
| ハンガーパイプ | 傘、自転車用レインコート |
| 枕棚 | 電動自転車のチャイルドシート用レインカバー |
| 中央の床 | ベビーカー |
スーツケース3個は可動棚の一番下に並べて収納しており、普段はベビーカーの出し入れを邪魔しません。

反対側のハンガーパイプには傘を掛け、袋に入れた自転車用のレインコートを吊るしています。
入居後には電動自転車を購入したことで関連用品が増え、ガレージの掃除に使うブロワーも追加しましたが、現在も1畳の土間収納に収まっています。
床に置く物だけでなく、可動棚やハンガーパイプを使って高さを活用していることも、収納量を確保できている理由のひとつです。
靴は別のシューズボックスに収納している
ここまで紹介したように、我が家では1畳の土間収納にさまざまな物を置いていますが、靴は土間収納に入れていません。
玄関の右側にシューズボックスがあり、普段使う靴はそこに収納するか、玄関に出しておいています。

もし家族全員の靴まで土間収納にまとめるとしたら、今の1畳では足りないと思います。
一方で、ベビーカーや自転車用品を置く必要がなければ、同じ1畳でも靴を中心に収納できるかもしれません。
土間収納が1畳で足りるかどうかは、家族の人数だけでなく、何を収納したいか、ほかにどんな収納場所があるかによって変わると感じています。
なお、我が家では玄関以外にも、各階に収納場所を設けて育児用品を使い分けています。
▶ 我が家が育児用品を1〜3階のどこに収納しているかや子どもの成長に合わせた収納の工夫は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

子育て家庭で土間収納を作ってよかったメリット
以前住んでいたマンションと比べると、土間収納ができたことで玄関まわりの使い勝手が大きく変わりました。
特に、子どもとの外出で便利だと感じている点を紹介します。
ベビーカーを畳まずに出し入れできる
土間収納を作って一番よかったのは、ベビーカーを毎回畳む必要がなくなったことです。
以前住んでいたマンションには土間収納がなかったため、帰宅するたびにベビーカーを畳んで玄関に置き、外出時には再び広げていました。
畳んだ状態でも玄関の幅の3分の1ほどを占めていたため、靴の脱ぎ履きをするスペースも狭くなっていました。
現在は土間収納からベビーカーを広げたまま出し入れできるので、外出前後のひと手間が減っています。
また、以前は玄関の外に出てから子どもをベビーカーに乗せていましたが、今は玄関内で乗せ降ろしまで済ませられるようになりました。
0歳・2歳の子ども2人との外出では、次男を抱っこ紐でおんぶしながら長男に靴を履かせる場面もありますが、玄関にスペースがあるので準備がしやすいです。
ベビーカーを畳まなくてよいだけでなく、玄関を広く使えることも、子育て中の我が家には大きなメリットだと感じています。
外で使う物を室内のクローゼットに置かずに済む
もうひとつのメリットは、外で使う物を玄関付近にまとめて収納できることです。
特にスーツケースは外を転がして使うため、できれば衣類などを収納するクローゼットには置きたくないと思っていました。
また、スーツケースのような大きな物をクローゼットに入れると、その分だけ衣類やほかの荷物を収納するスペースが減ってしまいます。
以前のマンションでは、ベビーカー用のブランケットや雨具も居室に収納していましたが、現在はスーツケース・雨具・ヘルメットなどを土間収納にまとめています。
外出時に使う物の定位置が玄関付近にできたので、必要な物を取りに部屋まで戻る手間も減りました。
我が家の場合は、外で使う物と室内で使う物の収納場所を分けられたことで、玄関だけでなく家の中の収納スペースも使いやすくなりました。
土間収納を2年使って感じたデメリット・後悔
土間収納には満足していますが、約2年間使ってみると、少し不便に感じる点もありました。
実際に気になったことや家づくりの際に考えておけばよかったことを紹介します。
靴やベビーカーの砂・土で床が汚れる
土間収納で気になるデメリットは、靴やベビーカーに付いた砂・土で床が汚れやすいことです。
特に雨の日は、靴やベビーカーのタイヤに付いた泥が乾いて床に落ちるため、どうしても汚れがたまってしまいます。
普段は、数か月に1回程度ほうきで掃いており、年に1〜2回はビルトインガレージと一緒に、水を使って床を洗っています。
ただ、しっかり掃除するにはベビーカーやスーツケースなどを一度外に出す必要があり、正直なところ面倒なので、頻繁にはできていません。
一方で、雨具はガレージで乾かしてから土間収納に戻しているため、濡れたまま収納することはなく、今のところ湿気やカビ、臭いで困った経験はないです。
土間収納は屋内にあっても、外で使う物を置く以上、どうしても汚れやすい場所です。
我が家では普段の掃き掃除と年に数回の水洗いで対応していますが、掃除の際に収納品を移動させる手間があることも、使ってみて感じたデメリットです。
▶ 我が家が車を持っていないのにビルトインガレージを作った理由や実際に2年間使って分かった便利な使い道・後悔した点は、こちらの記事で詳しく紹介しています。



土間収納の中にもコンセントを付ければよかった
もうひとつ、家づくりのときに考えておけばよかったと思うのが、土間収納内のコンセントです。
我が家の土間収納にはコンセントがなく、電動自転車のバッテリーは玄関にあるコの字型シューズボックスのカウンターで充電しています。


充電器は普段、土間収納に保管しており、充電するときに取り出して使っています。
ただ、バッテリーの持ちがよく、充電する頻度は月1回未満なので、それほど手間には感じていません。
むしろ、カウンターは普段よく通る場所にあり、充電が終わったらすぐに取り外せます。
バッテリーが目に入るので自転車に戻し忘れる心配も少ないです。
とはいえ、充電中はバッテリーが玄関で目立つので、土間収納の中で充電できれば、玄関まわりをもっとすっきりさせられたと思います。
現在の充電場所にもメリットがあるので大きな後悔ではありませんが、土間収納で電化製品を使ったり充電したりする予定があるかは、設計時に考えておけばよかったと感じています。
土間収納で後悔しないために間取り・広さをどう決める?
土間収納の使いやすさは、広さだけで決まるわけではありません。
我が家が間取りを決めた経緯と実際に約2年間使って分かったことを紹介します。
1畳で足りるかは収納したい物と別の収納場所で決まる
土間収納の広さを決める際に大切なのは、家族の人数よりも、何を収納したいかを具体的に考えることだと思います。
我が家では、ベビーカーやスーツケース、雨具などを収納する場所として土間収納を設けました。
一方で、靴は別のシューズボックス、自転車本体はビルトインガレージに置く前提だったため、土間収納は1畳あれば十分だと判断しました。
実際に約2年間使っても広さに不満はなく、同じ間取りで家を建てるなら、今と同じ1畳を選ぶと思います。
ただし、靴や外遊び用品までまとめて収納する場合は、もう少し広さが必要になるかもしれません。
収納したい物によって確認するポイントも変わるため、以下にまとめました。
| 収納したい物 | 広さを考えるときのポイント |
|---|---|
| ベビーカー1台+小物 | ベビーカーのサイズと棚の配置 |
| ベビーカー+スーツケース | 床に置ける広さと取り出しやすさ |
| 靴+ベビーカー | 靴棚を設置するスペース |
| 自転車・大型アウトドア用品 | 土間収納以外に置ける場所があるか |
| 将来の部活用品など | 子どもの成長に合わせた収納量 |
また、子どもが大きくなれば、部活用品や外遊びの道具など、今より収納する物が増える可能性もあります。
もちろん広い土間収納があれば便利ですが、我が家の場合は、ほかの部屋や廊下収納を狭くしてまで広げる必要はなかったと感じています。
限られた床面積の中で考えるなら、土間収納だけでなく、家全体の収納場所とのバランスも重要です。
複数の住宅会社で間取りを比べてよかった
土間収納の間取りを考えるうえで参考になったのが、複数の住宅会社から提案された間取りを比較したことです。
我が家は住宅会社からの提案をきっかけに土間収納を採用しましたが、ほかの会社では土間収納がない間取りや、階段下に小さな収納スペースを設けた間取りもありました。
階段下の収納はベビーカー1台がギリギリ入る程度の広さだったため、我が家が希望していたスーツケースや外出用品まで収納するには足りなさそうでした。
同じように収納スペースを確保する間取りでも、住宅会社によって広さや配置がかなり違うと感じました。
最終的には、階段や廊下収納、ほかの部屋とのバランスを考えて、約1畳の土間収納を採用しています。
また、可動棚の奥行きや段数、ハンガーパイプについても打ち合わせで希望を伝えました。
土間収納の有無だけでなく、どのくらいの物が入り、ほかの部屋にどんな影響があるかまで比較できたことが、納得のいく間取り選びにつながったと思います。
▶ 我が家が住宅会社4社を比較した流れや間取り・見積もりの違いをどのように判断したかは、こちらの記事で詳しく紹介しています。



これから家づくりを始める場合は、複数の住宅会社の提案を見比べることで、自分たちが希望する収納や生活動線を実現できるか考えやすくなります。
住宅会社選びに迷っている方には、希望条件を整理しながら相談先を探せる住宅相談サービスも選択肢のひとつです。
▶ 土間収納の広さや配置を含めて家づくりの相談先を探したい方は、お住まいの地域で利用できる住宅相談サービスを確認してみてください。
まとめ|土間収納1畳でも使い方次第で十分活用できる
我が家は注文住宅に1畳の土間収納を設けましたが、約2年間使ってみて、作ってよかったと感じています。
特に便利なのは、ベビーカーを畳まずに収納できることです。
スーツケースや雨具なども玄関付近にまとめられるため、子どもとの外出準備がしやすくなりました。
一方で、床の掃除には手間がかかり、コンセントも設置しておけばさらに便利だったと思う部分はありますが、今の広さや使い勝手には満足しています。
土間収納の広さは、収納したい物とほかの部屋とのバランスを考えながら、自分たちの暮らしに合った広さを選ぶことが大切だと感じました。
本記事がこれから玄関収納の広さや間取りを考える方の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。



